横浜トリエンナーレ2008開幕
2008年 09月 15日
開幕した横浜トリエンナーレ2008 "TIME CLEVASSE" にさっそく行ってまいりました。メイン会場は、新港埠頭地区突端の「新港ピア」、赤レンガ倉庫1号館それに日本郵船海岸通倉庫の3か所になります。
まずは新港ピア会場、ワールドポータースの先サークル状になった歩道橋の向こう側になります。ちょうど「飛鳥Ⅱ」の巨大な船体が大桟橋に停泊していて、このあたり、一種異様な雰囲気になっています。かなり大きな特設会場内に入ると、えーいきなりなんだか判りません、というかやっているのかやっていないのかすら判りません。解釈に時間がかかる映像作品が比較的多いのと、前回のような見るからにエキセントリックなものや、スケールの大きいもの、とにかく見た目楽しめる風の作品がほとんどないので、今回はかなり手強い感じであります。パフォーマンス系が多いとも聞いているので、それをやっていないときはなおさらかも知れません。ひと通り見たところで、おれの頭の中がクレヴァスになってまいりました。
こうなれば、こっちもトリップしてやろうと、突き当ったところにある特設カフェでビールを1杯やってから再び巡りました。この程度ではまあ相変わらずであります。続いて赤レンガ会場に向かいました。おりしもブラジル絡みのイヴェントも開催されていて大盛況であります。ただ、ここも映像系が多かったので早めに通過し、最後に日本郵船海岸倉庫会場に向かいました。個人的には、この会場の作品群にインパクトを感じました。少しずつ自らの衣装をカットされるというオノ・ヨーコ氏の作品もここにあります。ちょっとブラッド系グロの作品もあって、入口に注意書きがあります。表現の自由はあるけど、おれはこーゆー類は遠慮です。